公的機関のハローワークにできること

国が運営する総合的雇用サービス「ハローワーク」。転職に馴染みがない人や、はじめて転職を考える人は、名前は知っていてもその内情までは把握していないのではないでしょうか。生涯の中で転職することが珍しくなくなった今、ハローワークで何ができるのかは知っておいた方が良いでしょう。

まずできることは、もちろん求人情報の収集です。ハローワークに行くと求人検索専用のパソコンがあり、それを操作しながら探すことができます。毎日更新され、幅広い膨大な求人から情報収集することが可能です。その地域だけでなく、全国の求人データが登録されています。パソコンの利用は時間制限があるため、気になる求人があれば備え付けのプリンターで求人情報をコピーしていく形になります。

次にできることは、転職や求人探しにおける相談業務です。例えば、面接等の転職活動における大事なポイントの他、自分が希望している条件・理想に合った求人の有無など、転職・再就職に関するアドバイスを受けられます。公的な機関ということもあり、専門性の高い分野になると情報は弱めと言えますが、ハローワークの重要なサービスのひとつとして覚えておきましょう。

その他、定期的に就職・転職活動のサポートを目的としたセミナーなどが開催されているので、求人探しとは別に利用してみると良いでしょう。また、失業保険の受給や各種給付金の手続きなどもハローワークで行うことができます。

ハローワークは公的な機関であることから、求人の紹介やサポートを中立的な立場で提供しています。そのため、営利目的の転職サイトのような手厚いサービスまでは期待できません。利便性では転職サイトと比較すると一歩劣りますが、お試しとして利用してみる価値は十分にあります。